3か月間のゲレンデ武者修行から戻って参りました!

こんにちは!

やさしい整骨院の菅原です。

12月末から3月末の3か月間、福島県のグランデコスノーリゾートのゲレンデ接骨院で武者修行して参りました。

ゲレンデ接骨院では主に骨折、脱臼などの大けがされる患者さんが多く、骨折や脱臼の応急処置は私たち柔道整復師の専門分野ではありますが、実際普通の整骨院に勤務していると、骨折、脱臼された患者さんは基本的には整形外科さんに通院されることが多いため、該当される患者さんが来院されるのは数える程度になります。ですので、今回のゲレンデ接骨院での3か月間で柔道整復師として一生分以上の臨床経験を積むことができたと思っております。

202223年の1シーズン3か月間での負傷者数は合計140人弱でした。内訳としては、骨折35人、脱臼8人、捻挫・打撲・挫傷40人、その他(切り傷、軽症、体調不良等)55人と多くの負傷者がゲレンデ接骨院に来院されました。

今回のスキー場での負傷者の傾向としては、ボーダー63%、スキーヤ―31%、その他6%とスキーヤーよりボーダーの外傷が多い傾向でした。

今回はスキー、スノーボードで負傷しやすい部位についてお話していきます。

〇スキー

スキーでの受傷しやすい部位の特徴としては、膝が最も多く、次に下腿、肩、頭、足首の怪我が多い傾向にあります。スキーでは、下肢の怪我が半数以上と多いことが特徴的です。これは、スキーではストックをつくことができるため、上半身を直接打ち付けることが少ないこと、足がそれぞれ板に固定されているため、回転による介達外力で損傷を受けやすいこと、硬いブーツを履いているため下腿に上部に強い力がかかりやすくなることが関係していると考えられています。

〇スノーボード スノーボードでの受傷しやすい部位の特徴としては、上半身の怪我が多いことが特徴です。手首が最も多く、次に肩、頭、膝、腰の怪我が多いです。スノーボードでの怪我で下肢の外傷が少ない理由としては、両足が1枚のボードに固定されているため、捻られるような力がかかりにくいこと、ストックがないために転倒時に手を衝いたり、上半身を打ち付けたりしやすいことが関連していると考えられます。

スキー場では、たくさんの外傷、負傷者が来院されます。負傷者が出ないことが一番良いのですが、どうしても出てしまいます。怪我をされた患者さんにとって何が適切な処置なのかを考え、応急処置、整形外科への精査を行っております。

やさしい整骨院でも、骨折、脱臼の応急処置はもちろん、整形外科さんとも連携をとってよりよい治療、早期回復の為に紹介状等も発行することも可能ですのでご安心ください。

今回福島のゲレンデで経験したことを活かして、皆様の身体の状態回復の役に立てるよう精一杯頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。 4月からやさしい整骨院の勤務に戻っておりますので、スキー場のこと、福島でのプライベートについて気になる方はお声がけください。

 

【筆者:菅原 健生】

やさしい整骨院(仙台市青葉区)

宮城県仙台市青葉区国分町3丁目11-6レジデンス27番館1F

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